一口メモ

 

集め方

収集にルールはありませんので、自分の好きなように集めればよいと思います。異なるタイプを一つずつ集めるのもよいすし、特定の地域、時代、王朝などテーマを決めて集めても良いでしょう。また、お手軽な価格帯のものを集めてもよいですし、希少品や美品など高価なものを集めるのも、ご自分に合った方法でよいかと思います。

 

価格

コインの価格は希少性と状態により大きく異なります。同じタイプのコインでも参考書などに掲載されているような美品は、並品の何倍もの価格がつくことがよくあります。また、希少品の中には値段がつかないようなものもあります。さらに、オークションで見られるように、人気によってもかなり異なります。

 

真贋

コインの真贋は最も重要なことですが、目利きと言えどその判定は難しいところです。それぞれの分野の専門家にまかせるのがよいでしょう。私も苦い思い出がありますが、出所のあやしいものや極端に安い物には注意が必要です。

 

希少性

コレクターにとって希少性は大きな関心事です。希少性は一般的には市場での流通量を反映しています。しかし、珍しものになればなるほど現存数と市場での流通量とは必ずしも一致しなくなることがあります。古代コインの多くは出土銭のために、出土した時は比較的多く市場に出回っていたものでも、しばらくするとなくなってしまうことはよくあります。逆に非常に珍しいとされていたものが、出土によりそれほど珍しくなくなることがあります。希少品になればなるほどこういったリスクは大きくなりますが、あの時手に入れておけばよかったと後悔することもしばしばあり、判断は難しいところです。

 現存数の把握は必ずしも容易ではありませんが、出土銭の多くの場合まず博物館や著名な収集家に収蔵されるので、一般の市場にでてくる数はさらに少なくなります。ですから、例えば現存数100枚というのは極めて珍しい部類に入り、市場にはその数分の一しかないこともしばしばあります。

 

出土地

古代コインは今でも出土により見つかることがあります。しかし、出土した場所などの情報は不明なことが多いです。時には誤った情報が伝えられることがあり、真相を知るのは難しいものです。

 

記述

古代インドやシルクロードのコインの研究はまだまだ遅れています。研究書も古いことが多く、その記述にも変更が必要なこともしばしばあります。

 

銅貨ではしばしば錆が見られます。出土した時の自然な錆はむしろ趣があります。しかし、湿度の高い日本では、新たに錆がでることがあります。コインを痛めずに錆を落とすのは難しいので、日ごろからできるだけ湿度の低い所で保存することをおすすめします。

 

 

 

 




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