アケメネス朝ペルシア
リディア、イオニアなど小アジアで発行された貨幣の様式を踏襲し、アケメネス朝ペルシアでは紀元前550年頃より貨幣を発行していた。多くの州(サトラップ)に分け、タキシラは税収の多い豊かなサトラップであった。銀の単位シグロス5.5gは、タキシラでは1/2サタマナとして伝わり、独自の貨幣“ベントバー”を発行した。
紀元前500−485年頃。表は弓矢を持つ王、裏はパンチ跡。
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紀元前475−420年頃。表は弓矢を持つ王、裏はパンチ跡。
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タキシラ・ガンダーラ地方 (紀元前6−4世紀頃)
この地域ではアケメネス朝ペルシアの影響で、インド世界で初めて貨幣がつくられたと考えられている。棒状の銀に刻印が打たれ、湾曲していることから、ベントバーと呼ばれている。幅が広く短い、ショートバーも知られている。サタマナという単位が使われ、約11gとなっている。
ベントバー RR
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ショートバー RRR+
(写真は旧カブール博物館収蔵品:現在文化財保護振興財団保護)
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